タレントのローラ（２４）が２４日、父親でバングラデシュ国籍のジュリップ・エイエスアイ・アル容疑者が詐欺の疑いで逮捕されたことを受け、マスコミ各社にファクスでコメントを発表。謝罪するとともに、詐取した疑いのある金額について「私が責任を持って弁償させて頂きたい」と父に代わり支払いする意志を表明した。

　ローラは「この度はお騒がせしてしまい本当に申し訳ありません。父の事は私が責任を持って弁償させて頂きたいと思います。何度も父の事でみなさんにご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありません」とコメントした。

　ジュリップ容疑者は、０７年、バングラデシュでデング熱にかかり、病院で約１カ月診療を受けたとする虚偽の申請書を、当時住んでいた東京都多摩市に提出。海外療養費約９８万円を同市からだまし取った疑いで、２３日までに警視庁組織犯罪対策第１課に２２日に逮捕された。

　ジュリップ容疑者は７月にも別の詐欺容疑で逮捕されていた。知人のバングラデシュ人の男と共謀し、０８年１２月から０９年１月にバングラデシュ内の病院で入院したとする虚偽の申請をし、海外療養費など約８７万５千円をだまし取ったとして、警視庁が７月２６日に逮捕。しかし、東京地検が８月１５日、「現時点では起訴するに足る証拠がない」として、処分保留で釈放していた。

　釈放された際、ジュリップ容疑者は報道陣に向かい、ローラのトレードマークをまね、指でＯＫマークをつくり「オッケー！オッケー！」と声に出してアピール。「ローラ、もう大丈夫だから。何も問題ないから！」と叫んでいた。