宮沢りえ 国外オファー「飛んでいく」
女優の宮沢りえ(41)が25日、東京・六本木ヒルズで行われた、東京国際映画祭のコンペティション部門・日本代表作品となる主演映画「紙の月」(11月22日公開)の記者会見に出席。国外からオファーが来たら、どうするかと質問され「ステキな監督と脚本があれば、どこにでも飛んでいきます」と海外進出にも意欲を見せた。
平凡な主婦である銀行員が巨額横領事件に手を染めていく、小説家・角田光代氏の同名小説の映画化。7年ぶりの映画主演となる宮沢は、04年に出演した舞台「透明人間の蒸気」をきっかけに映像作品から距離を置いていたと明かした。
「自分の無力さを知り、このままじゃいけない、と。40歳になるまでできる限り舞台に立とうと(30代は)時間も心もつぎ込んできた。舞台に、舞台に、舞台に、と目を向けてきて、40歳になって舞台と映像をバランスよくやっていこうと思ったときに(オファーの)タイミングが(きて)よかった」
劇中ではぬれ場も熱演している勝負作。共演の池松壮亮(24)は「ここまで1つの作品に身も心も投げられる女優さんは初めて。『あ、この人、どうなってもいいんだな』と感じた」と振り返っていた。