フジ亀山社長、加藤アナを「心配した」
フジテレビの亀山千広社長(58)は31日、東京・台場の同局で定例会見を行い、体調不良で生放送中の番組を途中退席した加藤綾子アナウンサー(29)について触れ、「心配しました」と話した。
加藤アナはメーンキャスターを務める27日の情報番組「めざましテレビ」出演中に体調不良を訴え、番組開始から約15分後に途中退席した。同局のエースアナとあって、「いろんな番組からオファーが来るので…」と亀山社長。それでも、「今はそんなに多くない。(レギュラー番組は)『めざまし-』と『ホンマでっか!?TV』の2本だけ」と過度の負担をかけていないことを強調した。
亀山社長は体調不良の要因として、「めざまし-」のメーンキャスターを務めていた生野陽子アナウンサー(30)が9月で番組を卒業したことを挙げ、「(加藤アナに)大黒柱としてのプレッシャーがあったと思う。気負いこんで体調を崩したのでは」と分析。「ただ、そうした気概はうれしい。1日限定で(29日に)番組に戻れたことはよかった」と胸をなで下ろした。
また、亀山社長は、同番組で新人ながら加藤アナの代役を見事に務めた永島優美アナウンサー(22)について、「本人は『生きた心地がしなかった』と話していたようだが、大したものだった」とたたえた。
30日に終了したプロ野球・日本シリーズの視聴率が、第4戦を中継した同局を含め、関東地区で軒並み低調だったことについて、亀山社長は「関東が一番低かったが、(ソフトバンクの地元)九州はホクホクだったし」と話した。今後についても、「今回は西日本の対決だったので…。巨人が出ていたら変わっていたと思う。これで(中継は)やりませんということにはならない」と強調した。