お笑いコンビ「ケツカッチン」の高山トモヒロ（４６）が３１日、大阪市内で行われた映画「ベイブルース～２５歳と３６４日～」の初日舞台あいさつに河本さんの母親役の女優・石田えり（５３）らとともに登場した。

　９４年に２５歳の若さで急逝した元相方で漫才コンビ「ベイブルース」の河本栄得さんとの思い出を描いた高山の初監督作品。

　公開初日のこの日は河本さんの２０回目の命日。高山は「昨日、日本シリーズで阪神タイガースが残念ながら敗れてしまい、大阪の街が沈んでいくんじゃないかなみたいな空気を感じてます」と虎の敗戦に触れた後、「でも大丈夫です。今日公開のこの映画で大阪の街を盛り上げます。河本、見とけよ！」と天国の元相方に語りかけていた。

　本人役で出演しているオール巨人（６２）は「皆も人生これから生きていくときに、こういう考えで生きていかなあかんと、そういう指針になる映画やと思います」とひとしきりＰＲ。その後、「これがヒットしたら、今度、僕の『師弟』という本を映画にして」と高山にアピールした。

　２０１２年刊行の同書はオール巨人の初の自叙伝。「前から（映像化の）話はあるけど、（明石家）さんまとか（島田）紳助とか皆出てくるから、その辺の役を誰がやるかでややこしくなってる」と難しい事情を明かしていた。