女優の安藤サクラ（２８）が８日、都内で行われた主演映画「０・５ミリ」の公開初日舞台あいさつに登場し、号泣しながら観客に感謝した。映画は姉の安藤桃子（３２）が監督、父で俳優の奥田瑛二（６４）がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、この日の司会も担当した。会場には母でエッセイストの安藤和津（６６）も訪れており、一家総出の初日となった。

　奥田から促され、あいさつしたサクラは冒頭から号泣し、言葉も途切れ途切れ。舞台あいさつで泣くことをあまりよく思っていなかったとあって「超かっこ悪い。この１年半ずっときょうのことを考えてて、緊張の糸が切れてしまいました」と壇上のカーテンの裏に隠れてしまった。

　その後は共演の津川雅彦（７４）にすがりながら「本当にうれしいです。この映画は生きる力がいっぱい入ってて、きょうは（観客の）みなさんのエネルギーも感じました」と満面の笑み。カメラマンに「（泣き顔は）ブサイクになるので使わないで」と要求し、笑わせた。