女優の上戸彩（２９）が９日、大阪・梅田の商業施設「ハービスＰＬＡＺＡ　ＥＮＴ」開業１０周年記念のトークイベントにグッチのノースリーブの新作ワンピースで登場。７～９月に放送されたフジ系主演ドラマ「昼顔～平日午後３時の恋人たち～」の裏話を明かした。

　同作は夫がいない平日昼間に不倫をする主婦の姿を描いたドラマで、上戸はスーパーでパートとして働きながら、俳優・斎藤工（３３）演じる高校教師との恋に落ちる笹本紗和役を熱演。高視聴率ドラマとして話題を集めた。

　出演オファーがあった当初は不倫がテーマということもあり「なぜ私？と思いますよね」と戸惑いがあったことを告白。１２年９月にＥＸＩＬＥのリーダー・ＨＩＲＯ（４５）と結婚した上戸は「今のこのタイミングでやるのはどうなんだろう。マイナスイメージがついちゃうのかなという不安もあった」と明かした。

　そこで「ラブストーリーのドラマについて（西谷弘）監督と語り合った」という。上戸は「日本のドラマのラブシーンがすごく苦手なんです。そういうドラマにはしたくない」と訴えた。すると、西谷監督も「分かります。僕も一緒です。そういう風にはつくりません」と同調。上戸の不安材料を取り除いてもらったことで「断ろうと思って入った会議室」だったが「よろしくお願いします」と言って退出。出演承諾に至った経緯を説明した。

　また、作中で自転車をこぐシーンについて「実は（上戸演じる）紗和が乗っているのは電動自転車なんですよ」と暴露。「本当はスイスイ前に進むんですよ。すごい軽いペダルを重そうにゆっくりこぐのが大変でした」と笑顔で明かした。

　この日のトークショーに集まったファンは約５００人。１階から４階まで鈴なりのファンに対し、「ありがとう！おおきに」などと大阪弁を交えながら手を振って応えた。「皆さんに会うお仕事は最近全然していないので本当にうれしいです」とファンとのふれ合いに満足そうだった。