倉木麻衣「非常口見て歌ってた」と告白
歌手の倉木麻衣(32)が12日、デビュー15周年記念ベストアルバム「Mai Kuraki BEST 151A-LOVE&HOPE-」を発売し、TOKYO FM渋谷スペイン坂スタジオで同局「Skyrocket Company」に生出演。15年前のデビュー当時、ライブでは声をうわずらせるなど、緊張の色がみてとれたが、実は「会場の非常口の一点を見つめて歌っていた」とことを明かした。
倉木が同スタジオでのラジオ公開生放送に出演するのは5年ぶり。デビューアルバムと今作のジャケットで見せたMai-Kヘアを、ファン100人とメディアに初披露した。
15年を「あっという間でした」と振り返り「等身大で感じている思いを伝えたい気持ちがどんどん大きくなっている。より口語調でしゃべっている内容そのまま。以前は比喩が多かった」と、歌詞の変遷を自己分析。
ライブでも「15年前の自分は何もしゃべれなかった。ライブ会場でも非常口の一点を見つめて歌っていた。みんなの顔も見られなかった」とライブ中、客席の中で唯一の明かりとなる非常灯を見つめながら歌っていたことを告白。「今はみんなが家族みたい」と、変化を明かした。
「息切れというか、こういうことでいいのかなって。不思議と歌がしっくり来なくて、気が乗らない状況が続いて。自分を見つめ直したいってイギリスに行って。やっぱり歌が好きだって戻ってきた」と、スランプの時期についても語った。
先月28日で32歳になった倉木は「自分がやっていることを全て理解してくれる人がいい。家族でもあるけど恋人としても暮らしていく関係に憧れます。自然に出会うべくして出会うのかなって」と、結婚観も告白。
12月6日に日本武道館で行われる15周年ライブに向けて「(今作収録の)30曲全部歌いたい。それプラス、さまざまなサプライズも用意しています」と予告した。
また、今後について「自分らしくさらにマイペースで、希望と笑顔をつないでいく歌手で頑張っていきたい」と決意表明した。