維新の党共同代表の橋下徹大阪市長（４５）が１５日、大阪市住之江区内の公園で大阪都構想を説明する「街頭タウンミーティング」を開いた。同所は、１２月実施が確実視される衆院選で、橋下氏が出馬を示唆している「大阪３区」内にあり、演説では集まった約５００人の市民に「場合によっては僕、こちらで特別なお世話になるかも」と“予告”した。

　約１時間半の街頭演説で橋下氏は指示棒を手に、大阪都構想実現による効果や、これまでの大阪府市の二重行政による“負の遺産”をパネル解説。他会派の反対で難航する都構想への理解を求めた。

　そのうえで橋下氏は「最近いろんな国政選挙の話とかもありましてね」と切り出し「場合によっては僕、こちらの地域でちょっと特別なお世話にならなきゃいけない、そういう立場になります」。続けて「こちらの方でちょっと押し上げていただかなければいけない状況になるかも分かりませんので、またその時はその時で、よろしくお願いしたいと思います」と述べた。

　橋下氏は、都構想を巡り遺恨がある公明党に関して、衆院選実施が濃厚となった１２日に「公明にやられたままで人生を終わらせられない」と宣告。自身も、公明党の現職がいる大阪３区からの立候補を示唆している。