桑田褒章受賞に緊張“兄弟”加山明かす

 歌手の加山雄三(77)が15日、旭日小綬章を10日に授章してから初めてコンサートを行い、ファン2000人に勲章をお披露目した。「77歳になってえらいものをもらいまして。みなさんを代表してもらってきました」と照れながら語り、勲章をかざすと「おめでと~う」の会場から大きな拍手。「一人一人の胸にかけてあげたい」と感謝し、ガッツポーズで客席を背に記念撮影した。

 父の俳優、故上原謙さんも1983年に勲四等瑞宝章を受けており「親父も『お前もやっともらえたか』と言っているでしょう」と笑った。

 10日の伝達式後には、紫綬褒章を受章したサザンオールスターズの桑田佳祐(58)に電話したという。「彼は『(褒章を)本当に頂いていいんですかね』と。珍しく緊張した様子だったよ」と桑田の様子を明かした。

 桑田は14日に紫綬褒章を授与された。伝達式には妻の原由子を伴って出席し、報道陣から声をかけられると、「大変ありがたいと思っております」と緊張の面持ちで答えていた。原は柔らかな微笑みをたたえていた。

 喜寿を迎えた加山は今年8月、日本武道館で「若大将EXPO」と題して記念コンサートを開催。地元・湘南の後輩である桑田もアンコールで祝いに駆けつけていた。2人は加山の父・上原さんと、茅ヶ崎で映画館を経営していた桑田の父が友人だった縁で「茅ヶ崎ブラザーズ」を名乗り、野外フェスで共演するなどしている。

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