ガッツ石松 健さん、監督の隣で激励
俳優の高倉健さんが都内の病院で10日に83歳で死去していたことを受け、米映画「ブラック・レイン」で共演したガッツ石松(65)が18日、読売テレビ系の情報番組「ミヤネ屋」に電話出演し、知られざるエピソードを語った。
訃報に接したのは昼ごろのテレビニュースだったという。「ブラック・レイン」後の交際についてガッツは「電話で話したりしました。私のオヤジが23年前に亡くなったんです。私は忘れていたんですけど、健さんから供え物が届きまして。お礼の電話をしました。そういう人ですね」と故人をしのんだ。
MCの宮根誠司アナから「普段の健さんは?」と聞かれると「けっこう冗談を言います」と、スクリーンからは見えない高倉さんについて語った。「ブラック・レイン」撮影時のエピソードとして「私が撮影してると、監督リドリースコットだったんですが、監督の隣にいて、手をたたいて私に自信をつけさえてくれた」と高倉の気配りに感謝した。また、「相手から話を聞き出すのがうまかったです。スクリーンのイメージは役ですから」と付け加えた。
宮根アナが「調子が悪いことは聞いていた?」と尋ねると、「そういうことは、おくびにも出さない人」と語った。
ガッツは、ボクシングで有名になって高倉さんに会うことが夢だったそうで、「チャンピオンになって、映画に出せていただいた。長男が生まれて名前は健太。健さんの健と、菅原文太さんの太をもらいました」と明かした。
また、「健さんは雲の上の存在。日本人に限らず世界から愛された小田剛一さん。本名です。かっこいいです。初めてお会いした時は蝶々が飛んでいた。後光がさしていた」と振り返った。