俳優の高倉健さんが都内の病院で１０日に８３歳で死去していたことを受け、遺作となった映画「あなたへ」で共演したビートたけしと高倉さんの関係が深かったと、１８日、たけしの弟子のつまみ枝豆がブログで記した。

　枝豆はブログで「直接お会いしたことは無いけれど、殿との関係は深かった。遺作となった『あなたへ』も出演している」と記し、映画を通じて高倉さんと師匠のたけしとの交流が深かったことをつづった。

　また、「殿から、いろんな話も聞いていたし…もちろん、健さんのファンであったからショックは、かなりのものだった。そして残念で仕方がない…また昭和が一つ消えていってしまった」と記した。

　たけしは２０１１年、「あなたへ」の撮影が行われた岐阜県高山市内でデイリースポーツなどの取材に応じた際、「いずれは健さん主役で映画を撮るのが夢なんです」と語っていた。その夢もかなわなくなった。

　たけしは高倉さんを慕い、１２年に行われた同作の完成披露試写会では、高倉さんとそろって舞台あいさつに登場。高倉から「たけちゃん」と呼ばれ、漫才のようなやり取りで会場を爆笑に包んだ。