橋下市長の衆院選出馬 他党は歓迎

他会派は追い出しモード?記者団の質問に答える橋下徹市長=大阪市役所
他会派は追い出しモード?記者団の質問に答える橋下徹市長=大阪市役所
他会派は追い出しモード?記者団の質問に答える橋下徹市長=大阪市役所
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 衆院解散となった21日、12月に行われる次期衆院選への出馬を示唆している大阪市の橋下徹市長(45)=維新の党・共同代表=は大阪市役所で記者団の質問に「まだ(決断)してません」と述べた。この日の市会本会議では、他会派議員から「二足のわらじを脱いで、国政政党の代表の職務に専念されるのが賢明」と辞職および総選挙出馬を“推奨”される一幕も。他党が出馬を喜ぶ格好となっていることに、橋下氏は「あとは自分で判断します」と語った。

 市議会では、ほかにも公明議員が今後の政策について「きょうが新たなスタートだ」と述べるなど、橋下市長に対する“追い出しモード”に入った。

 橋下氏は、看板政策・大阪都構想が公明党が反対に回ったために暗礁に乗り上げたことで、公明に再協議を促す現状打破のためには「公明党の議席を奪うしかない」と発言。橋下市長や松井一郎・大阪府知事が辞職したうえで、衆院選で公明現職がいる大阪3区などへの出馬を検討している。

 ただ他会派には、むしろ維新が大阪市長、大阪府知事の職を手放し、選挙戦となることを歓迎するムードが漂う。

 この日、記者団から「本丸を空ける戦術はリスクが高すぎるのでは」「1国会議員になると発信力が弱まるのでは」「相手が喜ぶ衆院選出馬はどうなのか」と問われたが、橋下市長は「自分で判断します」と繰り返した。

 一方で、進退表明については改めて「別に記者会見を開いてやることじゃない」と述べた。時期的には、24日に大阪府内で予定している街頭タウンミーティングで言及することも予想されるが、橋下市長は「分かりません。決めたときに言います」と話すにとどめた。

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