星野仙一「勝ちたいんや」 真のルーツ
楽天のシニアアドバイザー(SA)に就任した星野仙一前監督(67)が22日、関西テレビ系のバラエティー番組「さんまのまんま2014大阪から生放送SP」に出演。明石家さんま(59)が星野の名言の一つになっている「勝ちたいんや」のルーツを説明した。
「勝ちたいんや」は星野が阪神監督2年目の03年にチームのスローガンとして掲げていた。「名言にしたのはさんまちゃんや。『勝ちたいんや』という色紙をくれたやん」と星野SAの解釈を披露。ところが、さんまは「あれはあなたのお友達の板東(英二)さん。板東さんがイカサマした時ですから」と訂正した。
板東がさんまらとゴルフのラウンド中、ラフに打ち込んだ球を「わしのボールどこや?」と言いながら、自身のクラブを使ってフェアウエーに出そうとしていた。それを目撃した村上ショージが「板東さん、何ていう汚いことすんねん!」と指摘したところ、板東が「勝ちたいんやぁ」と声を絞り出したという。
一連のエピソードをさんまから聞いた星野SAは「そこから来たわけ。俺はタイガースを勝たそう、勝たそうと思って、『勝ちたいんや』だと」と真実を知って納得顔。さんまは「『勝ちたいんや』は(星野)監督が言えばかっこいいです。本当の『勝ちたいんや』はもっと情けない、甲高い声の男です」と笑いながら解説していた。