橋下市長衆院選不出馬「ベストの判断」
12月の次期衆院選への出馬見送りを決めた、橋下徹大阪市長=維新の党共同代表=と、松井一郎大阪府知事=同党幹事長=が24日、大阪府内で街頭演説を行った。
阪南市で行った演説で、市民から不出馬の理由について聞かれた橋下氏は「世間から(放り投げと)批判を受けることを恐れたとか、維新の議員から出るなと言われた、とか言われているが、僕は批判反発は一切、気にしてない。これまでも、批判されても、この道が正しいと思ったらやってきた」と述べた。
「新聞テレビはすぐに批判の雨あられだが、恐れたんじゃなくて、今回の判断こそがベストの判断だと思っている」と強調。理由に関しては「もう少し後の結果をみてほしい。この後の結果を見てほしいとしか言うしかないんです」と語った。
また松井氏は岬町で行った演説で「お騒がせしました」と頭を下げ「体が2つあったらやるんですが、国政への挑戦をいったん引っ込め、大阪でとことんやらせてもらいます」と述べた。
衆院選出馬を検討したことに関しては、大阪都構想実現のため来春統一地方選で過半数議席を獲得するため「今回の選挙で一定勝利して政治的なパワーをつけるか、着実に春に照準を合わせるかの難しい判断だった」と説明。そのうえで「大阪に軸足を置いてボロボロになるまでやります」と語った。