松居一代 いまだに顔面まひの後遺症
女優の松居一代(57)が25日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」で、20年前に患った顔面神経まひの後遺症でいまだに苦しんでいることを明かした。
お笑いコンビ・TKOの木下隆行(42)が先週、軽度の顔面神経まひを患ったことが分かって話題になったが、松居の闘病はもっと壮絶なものだった。
松居は取材に対して36歳当時、顔面右側が神経まひに冒された際の顔が歪んだ写真を示し、「誰にとっても顔は大事でしょ。人生の終わりかと思った」と当時の思いを打ち明けた。
目は開いたままだからまばたきができず、乾燥して痛くなるためテープを張って強制的に閉ざし、休ませた。口は半分開いたままでよだれが垂れるため「ずっとよだれ掛けをしていました。言葉は失うし、顔はオバケのようになるし」絶望に陥ったという。
約2カ月の治療で症状はほぼ回復したが、今なお右額のあたりの神経が通っていない。そのため「眉の位置が(左右で)変わってくる」ので、「本当は髪を上げたいんですけれど、(前髪を)半分下ろしているんです」と、いつも垂らした前髪で右眉が隠れるようにしている。20年たった今も、松居は顔面まひの後遺症から抜け切れてはいない。