月亭八斗 淡路島に住み込み大使に
落語家・月亭八斗(34)が「洲本のいいとこ発信大使」として活動することになり25日、兵庫・淡路島の洲本市役所で行われた任命式に師匠で後見人の月亭八方(66)とともに出席した。
兵庫県芦屋市出身の八斗だが、12月10日から約1カ月半の予定で洲本市五色町に住み込む。午前中に農業や漁業の手伝い、夕方は小学生を対象に落語教室を開催し、夜は落語会を実施。同地で“半農半芸人”の生活を送りながら、洲本市の魅力を同市ホームページやフェイスブック、ブログなどで発信していく。
洲本市の竹内通弘市長から任命を受けた八斗は「洲本市に住むと言うのが小さいころからの夢でした」と感謝。前日まで髪の毛は黒かったが「今日の朝に淡路島の玉ねぎ色に染めてくるぐらい意気込んでいます」と気合を示した。
八方は「1カ月半、日々活動していれば十分いいとこを発信できる期間。淡路島の、洲本市の、五色町の本当に良いところはたくさんあるので八斗の力量で発信していき、来年2月にはすごい洲本市になっているはず」と弟子に大きな期待を寄せた。
最後に八斗は落語家らしく謎かけを披露。「五色町とかけまして、内視鏡検査で異常なしと解きます。そのココロは胃腸(イチョウ)がきれいです」。想像以上の鮮やかな出来に会場は温かい笑いと拍手で包まれた。
来年2月1日には五色文化ホールで「洲本のいいとこ発信寄席(仮称)」を開催予定。