ロバート山本がTKO勝ちでデビュー
「ボクシング4回戦」(26日、後楽園ホール)
お笑いトリオ・ロバートの山本博(36)がプロボクサーとしてのデビュー戦(フェザー級4回戦)を行い、鮮やかにTKO(テクニカルノックアウト)勝ちを飾った。
イマオカジム所属の山本は「ロバート山本」のリングネームで登場、高橋陸(フラッシュ赤羽)と激しい打ち合いを演じて最終ラウンドの4回1分11秒に連打をたたき込んでレフェリーがストップした。
山本は長いリーチを生かして左ジャブから右ストレート、右アッパーを繰り出して、試合を優位に進めた。2ラウンドには相手のフックを食らってグラつく場面もあったが、懸命にクリンチでしのいで耐えた。そして迎えた最終回で強烈な右パンチでダメージを与え、ロープに詰めて連打を打ち込んで勝利を手にした。
「本当に楽しかった。ボディーが効いていると思ったけど、レフェリーが止めるまで勝ったかどうかどうかは分からなかった」と興奮気味。左目周辺はパンチの受けて大きく腫れ上がったが、「どうしよう。あさって仕事なんですけど」と言いながら会心の笑顔を見せた。
試合後には格闘技好きで知られる今田耕司、さらにWBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)、元世界2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)に祝福されて、「本当に楽しかった。この感覚は、よしもとルミネでは味わえないですね」とプロのリングの魅力にはまった様子。プロボクサーの定年である37歳までは、来年9月までの期間が残されている。プロボクサー・ロバート山本の今後に大いに注目だ。