俳優の菅原文太さんが亡くなったことをうけ、映画「仁義なき戦い」で共演した俳優の松方弘樹が１日、読売テレビ系の情報番組「情報ライブ　ミヤネ屋」に電話出演し、高倉健さんに続き菅原さんが亡くなったことに「言葉がない…」と先輩２人の相次ぐ訃報に悲嘆にくれた。

　松方はこの日、午前中に友人から聞いたそうで、「膀胱がんで退院したときにお会いして、『何かあったら言ってこい』と。その文太さんが、まさかがんで。ショックです。最近、コマーシャルの声に元気がなかったので心配していた」と声を絞り出した。

　松方は菅原さんについて「割とおおらかな方。お酒飲んだら豪快でした。こないだ健さんが亡くなられて、文太さんも…。言葉がない」と絶句した。

　ＭＣの宮根誠司キャスターから人柄について尋ねられると「非常にシャイな方。初めは涼しげなまなざしで飲んでいるんですが、ちょっとお酒がはいってくると『まむしの兄弟』」になると表現した。また、「勉強もしてました。色んなことを教えていただいた。文太さんは９つ上、健さんは１１歳上。（私は）とても相手にはならないんですが、文太さんはまだ近かった。いい兄貴分でした。ショックどころじゃない。健さんも悲しかったけど、文ちゃんはもっと近かった。何本も共演した。うそでしょと」と“文ちゃん”と呼んで親しかったことをうかがわせた。