新ボンドガールに伊の宝石M・ベルッチ
人気シリーズ「007」の第24作となる最新作(日本では来年11月公開)のタイトルと主要キャストが4日、英ロンドンにある撮影拠点・パインウッドスタジオでサム・メンデス監督(49)によって発表され、6代目ボンドのダニエル・クレイグ(46)ら出演者が登壇した。会見の模様はユーチューブで全世界に生中継された。
タイトルは「SPECTRE(原題)」。「ドクター・ノオ」「ロシアより愛をこめて」など初期作品に登場した悪の組織「スペクター」と同名で、関連が気になるところ。
新ボンドガールに決まったのは、イタリア人のモニカ・ベルッチ(50)と、主演作「アデル、ブルーは熱い色」でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞したフランス人の新鋭レア・セドゥ(29)。「マレーラ」などに主演したベルッチは、フェロモンむんむんの魅力で“イタリアの宝石”と称されている。
悪の親玉には「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ」でアカデミー賞助演男優賞を受賞している俳優のクリストフ・ヴァルツ(58)が選ばれた。12年公開の前作「スカイフォール」の悪役・ハビエル・バルデム(45)に続き、2作連続でオスカー俳優との激戦が展開される。
そのほかにも前作から引き続き出演するM役のレイフ・ファインズ(51)らが登壇。クランクインは8日を予定している。撮影はロンドン、ローマ、メキシコシティ、タンジール(モロッコ)、ソルデン(オーストリア)で行われる。