通天閣の歌姫、新天地で歌謡ショー再開
NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」の登場人物、オーロラ輝子のモデルとなった「通天閣の歌姫」こと演歌歌手・叶麗子(51)が8日、大阪市内で会見。今月19日から大阪・道頓堀の「道頓堀ZAZA」を新本拠地として歌謡ショーを再開することを発表した。
叶は昨年6月に、約25年間慣れ親しんだ大阪・通天閣地下の「通天閣歌謡劇場」が稼働率の低さなどが理由で閉鎖となり本拠地を失っていた。
叶は「もう1回、2度目の人生を、新人に戻ったつもりで始めたいです」と喜びを語った。旧劇場閉鎖時には存続を願う署名活動を行ったが、閉鎖は覆らず、昨秋に発足予定だった新劇場は法的問題がクリアできずに頓挫。昨年末まで体調を崩していたという叶は「家で立ち上がることができない時期もあり、引退を考えました」と涙を浮かべながら振り返った。
今年に入って支援者らの協力を得て、今回、新天地で歌謡ショー再開が実現した。作曲家の中村泰士氏がショーをプロデュースすることになり、19日以降、当面は月1回ペースで「道頓堀SUPER歌謡劇場」として公演をスタート。来春をメドに週1回開催とする予定。
本拠地を通天閣から道頓堀に移すことになったが、トレードマークの頭の上に通天閣の模型を乗せるスタイルは継続するという。