モンパチ高里 不運重なり連覇逃す
ロックバンド・モンゴル800のドラムス、高里悟(34)が8日、長崎県の五島列島で開催された「第33回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権」の決勝ラウンド予選リーグに出場した。
早朝から雨で、波も高く荒れた状況となった。前日「荒れた方が、自分には有利」と断言していた高里は、この大会に6回出場し5回決勝に残る強豪選手らを含む6人で4試合を戦った。予選リーグトップの1人だけが決勝リーグにコマを進める中、1勝1分け2敗で5位となり2連覇を逃した。
高里は「最初はいい勝負だったけど、潮が動かなくなるとお手上げだった」と振り返った。4日前に現地入りし、30近い磯に上がり準備してきたが「試合では1度も上がったことのない磯ばかりで運がなかった」とため息。
さらに竿が壊れるという不運にも見舞われた。「修理したけどダメだったし、大きいグレが掛かった時に根ズレして糸を切られたりとタイムロスが多く、不運が重なった。運を引き寄せる方法を考えたい」と悔しがった。
昨年優勝のシードで、あと2年チャンスがあり「来年も頑張る」ときっぱり。その一方で「釣りも大事だけど音楽も大事なので、これからは音楽に専念したい」と“本業”へのやる気を見せた。