ＡＫＢ４８総合プロデューサーの秋元康氏が９日、卒業を発表したＡＫＢ４８総監督の高橋みなみについて、トークアプリの７５５で語った。

　卒業発表後に楽屋へ戻ってきた高橋に対しては、「どんな言葉をかけようかと思っていましたが、言葉が見つからず、黙って長い握手をしました」という。「力強い握手でもなく、震える握手でもなく、ただ温かく、言葉より雄弁な握手でした」とその場を振り返った。

　発表は客席上手の壁際で見ていた秋元氏。その隣ではＯＧの大島優子が号泣していたという。「ＡＫＢ４８を支えて来たメンバー同士にしかわからない“通じ合うもの”があったんでしょうね。忙しいだろうに９周年に駆けつけてくれる大島優子も熱い奴です」と仲間同士の絆に感無量の様子だった。

　後任の総監督に氏名された横山由依に対しては、激励のＬＩＮＥを送った。「高橋みなみの代わりになろうとするな。高橋みなみの代わりは誰にもなれないように、横山由依の代わりも誰にもできないんだ」と、自分らしさを見失わないように求めた。

　７５５では、芸能リポーターの井上公造氏も「昨日の発表には心底驚きました」と食いついた。高橋が持つ自己犠牲精神を評価し、残り１年を見守るとした井上氏に対し、秋元プロデューサーは「まさに自己犠牲ですね。しかも、高橋はそれを感じさせない強さがあります。これからも見守ってください」と応じた。