ＮＭＢ４８の山本彩（２１）、渡辺美優紀（２１）らが９日、大阪市内で行われた記者発表会見に登場。前日８日に１年後の１０周年記念をメドに卒業することを発表したＡＫＢ４８グループ総監督の高橋みなみ（２３）への思いを語った。

　卒業発表の場に居合わせた山本は「正直、まだ実感がないです」と戸惑いを隠せない様子。ただ「今すぐに卒業というわけではなく、約１年間という時間をたかみなさんが私たち後輩に残して下さった。私たちはその１年間でできるだけいろんなことを学んで吸収したい」と気持ちを切り替えた。

　発表直後には何と言葉を掛ければいいか分からないままでいると、高橋の方から「ごめんね」と謝られたことを明かした。「すごく前向きに決断して下さったことだったら、私たちもうれしいですし、発表が、たかみなさんにとってプラスになればいいなと思うので、私たちもプラスに考えられるようにしたい」と努めて前向きにとらえた。

　次期総監督に指名されたチームＫキャプテンの横山由依（２２）には「まだあと１年あるから、私もいるし」と励ましたという。現在は山本がチームＫを兼任し、かつては横山が同じＮＭＢ４８チームＮを兼任していた時期がある。「私は由依ちゃんを支えて引っ張っていけるような、隣にいられるようなメンバーになりたい」とバックアップを誓った。

　渡辺は「たかみなさんが総監督になってから、たかみなさんのことをアイドルとしてでなく、総監督としてずっと見てきた」と真剣な思いを告白。「１年後に卒業しちゃうけど、どんな形でもいいから４８グループにずっと寄り添っててほしい」と願った。

　会見には矢倉楓子（１７）、白間美瑠（１７）、薮下柊（１６）、吉田朱里（１８）も出席し、ＮＭＢ４８とジュエリーブランド「Ｂｉｊｏｕｄｅ（ビジュード）」がコラボするテレビＣＭとコラボジュエリーを発表。山本と渡辺がデザインしたペアジュエリーとチーム別ドッグタグはこの日発売開始。メンバー６人が出演するＣＭは年末から全国で放送される。