橋下氏 議員給料問題「隣国なら暴動」
維新の党共同代表の橋下徹大阪市長(45)は衆院選最終日の13日、大阪市内など10カ所で演説を行った。14日の投開票を待たず「完敗!負けを認めます」と潔すぎるまでの“敗北宣言”を行い「維新はもうダメだと言われている。僕の責任だ。もう一度、僕に立て直すチャンスをください」と訴えた。
ただ、今選挙戦で提起した“議員給料問題”だけは納得いかず、最後の抵抗演説を行った。
大阪・難波での最終演説など、各所で橋下氏は「2014年12月14日、自民と公明が320を超える議席を獲って歴史的な勝利を収めます」と予告。「いやもう、参りましたよ」「勝ち目ありません!」と潔すぎるまでに敗北を認めた。
ただ、今回選挙戦で橋下氏は、08年以降、大阪府知事、大阪市長として自身の給料カットを断行してきた「身を切る改革」を、国政レベルでも行うべきと主張。
この日も「消費税増税で国民に負担押しつけといて、この春に国会議員は自分たちだけ給料を月額25万円あげた。国民の皆さん、バカにされてますよ。ナメられてるんですよ。海を渡った隣の国だったら暴動ものだ!そんな自民、公明に身を切る改革なんてできない」と橋下節であおった。
そのうえで「自民と公明の議員だらけになると、ものすごい政治が始まりますよ。永田町の連中は無茶苦茶やりますよ」と批判。「もう最後の抵抗ですよ。負けは認めますけど、せめて維新の議員を少しでも押し上げて、あのバカな永田町の連中にメッセージを届けてください」と訴えた。