桂塩鯛 ざこばNGに「事務所は何を」
落語家の桂塩鯛(59)が17日、京都市内で会見し、自身の落語会「還暦記念 桂塩鯛独演会」(2月11日、京都・南座)に師匠のざこばが不参加なことに触れ、「事務所は何を考えて…」と残念がった。
公演2日前に60歳の誕生日を迎える塩鯛は「米朝師匠の50代、60代はもっとすごかったと思う。それから比べるとまだまだ薄っぺらい。勉強させてもらいます」と師匠の師匠である桂米朝の名前をあげ、さらなる精進を誓った。
演目は思い入れの強い「替り目」、「帯久」を予定。開口一番から出ずっぱりとなる塩鯛は「私自らが前座を務め、ごあいさつを兼ねて幕開けを飾らせていただきます」と意気込みを口にした。4年前から狂言師・茂山七五三に習っている狂言「鬼瓦」も披露する。
同じ米朝一門で師匠の桂ざこば、兄貴分の桂南光はともにスケジュールの都合で当日は不参加。「事務所は何を考えてんのかいな?」と笑いを誘ったが、代わって柳亭市馬、桂文枝という東西の落語協会会長をゲストに迎える。「2月11日にベストの状態でしゃべれるようにもっていく」と責任感をにじませていた。