葉加瀬 クライズラー&カンパニー再結成
ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎(46)が在籍し、クラシック曲の斬新なアレンジで一世を風靡したニューエイジ・ミュージックバンド「クライズラー&カンパニー」が19年ぶりに再結成されることが21日、明らかになった。葉加瀬が同日、都内で行ったコンサートツアーで発表した。
ヒット曲「情熱大陸」などを演奏し終えた葉加瀬は「25年前に結成しました『クライズラー&カンパニー』を再結成させていただきます」とサプライズ発表。詰めかけた3400人から大歓声が上がった。
来年、デビュー25周年を迎えるのを機に再結成が決まった。葉加瀬は、来年2月25日にデビュー25周年再結成アルバム「NEW WORLD」をひっさげた同バンドの全国ツアー(8都市10公演)の開催も発表した。
ツアーは5月21日の東京公演を皮切りに、6月9日の東京・日本武道館公演と駆け抜ける。葉加瀬は「6月9日は解散した日本武道館でやりたい」と思い出の地に3人で再び立つことに気持ちを高ぶらせていた。
バンドは東京芸術大学の学生であった葉加瀬、ベース&プログラミング・竹下欣伸、ピアノ、キーボード&オルガン・斉藤恒芳の3人で結成。90年「愛のよろこび」でメジャーデビュー。95年に女性歌手セリーヌ・ディオン(46)とレコーディングした楽曲「To Love You More」がオリコン1位を獲得。96年に解散した。
【メンバーコメント】
◆竹下「再結成が決まり、久しぶりに以前の僕らのアルバムをじっくり聴いてみた。何か猛烈に未知の音楽を試そうともがく若き音にみずみずしさを感じた。この楽曲たちを今の僕らの年齢、感じ方でもう一度ちょっとリラックスしてリメークしてみた。ソロとはまた違う葉加瀬の壮快なヴァイオリンを楽しんで欲しい」
◆斎藤「音楽への思いはいつになっても変わらない。若いとき老成していたのか、今が幼いのか、変わらない3人が再び集まって作った音楽は、今でも紛れもなくクライズラーだった」