橋下氏、最高顧問“就任拒否”
23日の維新の党執行役員会で、共同代表を辞任した橋下徹大阪市長(45)が24日、大阪市役所で取材対応。新たに「党最高顧問」に就任するとの発表に対し「僕、了承した覚えないですよ。最高顧問なんて一番嫌な名前。絶対イヤ!」と“就任拒否”した。
橋下氏は、新たな肩書きについて聞かれると「僕、それに就いた覚えないですよ。了承してないです。そんなの僕の歳で最高顧問はあり得ないですよ。やるなら法律顧問。しこたま顧問料請求します」と橋下節で否定した。
橋下氏は「新聞見たら最高顧問ってあって…」と“初耳”だと説明。23日の党執行委員会での議決ではないのかと問われると「僕がいてるところで顧問という話は出たけど、勘弁してくださいと。もし顧問やるんだったら、法律事務所で法律顧問になって顧問料請求しますよって言ったら、皆がわーとなって笑って、うやむやになっただけ」と語った。
続けて「最高顧問なんてね、名前から嫌ですよ。そんなの一番嫌な名前ですよ。法律顧問なら…またそれも税金回ってくるから嫌かな」と苦笑いした。
「最高顧問」と言えば、次世代の党で務めた石原慎太郎氏(82)や、読売巨人軍最高顧問の渡辺恒雄氏(88)の名前を連想すると聞かれると「そこと横並びになっちゃうじゃないですか。絶対イヤ!名前がもう絶対イヤだ!」と拒否した。
肩書きは「なにもないですよ」と一党員の立場になったと説明した。
一方で共同代表辞任については「大阪都構想に専念するため」とし「期限付きの辞任ではない。そんなことは僕は一言も(執行役員会で)言ってない」。来春の統一地方選後に代表復帰する可能性に関しては「簡単に戻りますとは言えない。代表選が必要ではないか」と述べた。
自身が代表を退いたことで、今後の野党再編について「国のために二大政党は必要。僕がいないほうが野党再編進むというなら、やってもらえれば。民主党の中には、橋下抜きの維新の党なら一緒にやっていけるという声も強いみたいですから」と話した。
今後の国政への進言・提言については「それは決めることでもないので、自分なりにやらさしてもらいます」と述べた。