小林幸子 紅白リハその日に日本脱出
NHK紅白のリハーサルが始まった29日、紅白に落選した演歌歌手・小林幸子(61)はひっそりと海外に“脱出”した。同日夜成田空港発の飛行機で、夫で医療関連会社社長の林明男氏とともにアラブ首長国連邦のアブダビに向け、飛び立った。
小林は出発前、マスコミ向けに「2014年は50周年を迎え本当に充実した一年でした。」と長文のコメントを発表した。今年はネットの世界で「最強」を意味する「ラスボス」の愛称で若者と交流し、夏にはコミックマーケット(コミケ)に参加し、コミケ限定CDを手売りするなど、新たなチャレンジも成功した。
12年4月に個人事務所の女性社長らを解任するお家騒動が発覚し、同年の紅白に落選。33年連続で出場してきた記録も途切れた。13年に続き、今年も紅白のお呼びはかからなかった。
それでも小林は2014年を振り返り「自分が楽しいことにチャレンジさせてもらいました」と満足げ。コミックマーケットの参加などを挙げ、「デビュー当時からの夢でもあった『日本武道館公演』を50周年のファイナルとしてコンサートを開催し、大成功に終わった」と収穫を並べた。
年末年始の休みではドバイとアブダビに滞在する。「世界への発信を目標に来年の小林幸子『ラスボス』をぜひ楽しみにして下さい」と完全復活を宣言していた。