お笑いタレントの明石家さんまが２日、ＭＢＳテレビのバラエティー番組「明石家電視台お正月ＳＰ」に出演し、同局の豊崎由里絵アナを番組冒頭でいきなり説教した。

　番組は昨年１２月２２日に収録。収録見学者の女性に「放送が１月２日なので、できれば着物を」とお願いしていたという。するとスタジオに来た見学者のほとんどが着物姿。一方で豊崎アナはノースリーブのワンピースで登場した。これにさんまが「ホンマに着物やぞ！今日の客席を見たら」と説教開始。「できればと言ったのにこれだけ着てくれて。オレがお前やったら客席見渡して、『ディレクターさん、すいません！着物お願いします』と。素人がこんだけやる気になってねんから、『着物やっ』て着なあかんねん」と強い口調でしかった。

　２０１３年４月に入社した２年目の豊崎アナは「はい」と恐縮。さんまはさらに「オレはお前に改めて今日、カチンときた」と告げ、豊崎アナは「すみません」と数歩下がって謝罪した。

　さらにさんまは「ＷＯＷＯＷも見ずにサッカー語りやがって」と自身が得意とするサッカーの話題も取り上げて説教。「語ってない」という豊崎アナにさんまは「こないだレアルマドリードのチャンピオンズリーグ見たか？」と質問。同アナはさんまのあまりのけんまくに声も出せず、首を左右に振って否定した。さんまは欧州チャンピオンズリーグのレアル・マドリード対ルドゴレツ戦を指していると思われる。この試合は４－０でレアルが勝った。

　さんまが「えー？あんだけレアルって言ってるよな、オレ。なんで見いひんかったん？」と追い打ちをかけると豊崎アナは「すみません…」と消え入りそうな声で申し訳なさそうに謝った。さんまは口を押さえて笑って吹きだし、「マジトーンで謝るな」と慰め、同アナの笑顔を引き出した。