「極楽とんぼ」復活信じ続ける加藤浩次
不祥事で芸能界の表舞台から離れていた山本圭壱が19日に東京・下北沢で芸能活動再開となるライブを行うことを受けて、相方の極楽とんぼ・加藤浩次が5日放送の「スッキリ!!」(日本テレビ系)で自分もライブ開催を了承していること、いつか2人で活動したいと考えていることを語った。
加藤の「極楽とんぼ」というコンビにかける思いは強い。約8年半前、06年7月19日の「スッキリ!!」で、加藤は相方の不祥事を謝罪した。「相方がこういった形で…報道されるのは…すごい腹が立ちますし、情けないし…ちょっと、気持ちの整理がついていない状況です」。時折、涙で声を詰まらせ、頭を下げる姿が放送された。
だが、加藤は山本に愛想をつかした訳ではなかった。芸能活動をする上で、実質的に解散状態になってしまっているのは事実だが、不祥事により打ち切りが決まったTBSラジオ「極楽とんぼの吠え魂(ほえだま)」最終回ではコンビ解散について、以下の内容のコメントをしている。
「2人が一緒にやろうとコンビができた。解散はつくった2人にしか決められない」
山本のライブについて伝えたこの日の「スッキリ!!」でも、司会のテリー伊藤が、加藤が今でもサインをする際、名前の前に「極楽とんぼ」と記すことを明かし、加藤のコンビへの思いを伝えた。昨年12月10日に配信されたネット番組「めちゃ×2ユルんでるッ!」では、出演した矢口真里と並んで加藤が「山本も許してやってください」と懇願する姿もあった。山本も今回のライブの告知ビラに、「極楽とんぼ山本圭壱」とコンビ名を書いている。
ただ、すんなりと2人での活動を再開できるかは、未知数だ。所属事務所、世論、芸人としての山本のブランク…。あらゆる要素を勘案した上で復帰への第一歩となるのが、19日のライブだ。
テリーからライブを見に行くのかと水を向けられた加藤は「はい」と即答した後で、「状況によります」と付け加えた。