女子アナ裁判和解で入社へ 地裁勧告へ

 日本テレビのアナウンサーとして今年4月に入社する内定を同局から出されていた大学4年の笹崎里菜さんが、東京・銀座のクラブでアルバイトをした経験があったことを理由に内定を取り消されたことは不当として、地位確認を求めた訴訟の和解協議が7日、東京地裁で行われ、和解が成立する見通しとなった。

 地裁が、日本テレビと笹崎さん側双方にアナウンサーとして採用することを織り込んだ和解勧告をする用意があると伝えた。笹崎さん側代理人の緒方延泰弁護士は、アナウンサーとして入社する以外の和解は受け入れるつもりはないとしており、和解成立は日本テレビが笹崎さんの入社を認めることを意味する。

 和解成立の時期について、緒方弁護士は「和解がありうるなら、(次回期日の)15日より前であることは間違いない」としており、近日中の和解成立が視野に入っている。今年4月の入社へ“スピード解決”が実現する可能性が高まった。

 協議を終えた緒方弁護士は「私どもが望んでいる方向でいくと思っております。女子アナとして彼女が活躍していける道筋は十分ある」と述べた。笹崎さんがアナウンサーとして問題なく活躍できるように、研修などのプログラムがどう組まれるかといった詳細を詰めた上で、近日中にも双方に裁判所から和解案が提示される見通しだという。

 訴状によると、笹崎さんは13年9月、日テレのセミナーに参加し、今後他社への就職活動をしないことを条件に内定通知を受けた。だが、14年3月、人事担当者に「母の知り合いのクラブで短期のアルバイトをしたことがある」と伝えると、5月に内定取り消しを通知された。

 内定取り消しの通知書には「アナウンサーの高度の清廉性が求められる」、「セミナーで提出した自己紹介シートにクラブのアルバイト歴を記載しておらず、虚偽の申告をした」などと理由が書かれていたという。

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