橋下市長、たかじんさんとの約束果たす
大阪市の橋下徹市長(45)が8日、関西テレビのバラエティー番組「たかじん胸いっぱい」(土曜、後0・00)の収録に参加。番組の司会を務め、昨年1月に死去したやしきたかじんさんとの、生前の約束について「ほぼ全部果たした」と述懐した。
橋下市長にとってたかじんさんは、大阪府知事選出馬の後押しをするなど、政治家となるきっかけを作った“恩人”。「-胸いっぱい」にも何度も出演してきた。府知事および市長を務めるにあたり、いくつかの約束を交わしていたという。
橋下市長は収録で、番組テーマである「大阪都構想」について熱弁。その中で「たかじんさんとお約束したことは、音楽ホールを作るということ以外は全部進めました」と、生前の約束について言及した。
具体例として「まずカジノですね。これは誘致も進めました。それとJR大阪駅北側の空き地だったところの、緑を中心とした街作りがほぼできました」と説明。さらに大阪駅と関西国際空港を直結する鉄道の計画などを実現してきたという。
また、5月にも行われる見通しだという住民投票で大阪都構想が否決された場合についても触れ、「政治家を辞めます。僕の感覚が狂っていたということなので」と、12月の任期満了で公職を辞する決意をあらためて明かした。この模様は、17日の同番組で放送される。