サザン桑田 年越しライブで「お詫び」
国民的人気ロックバンドの「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(58)と所属事務所が15日、桑田が昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」で紫綬褒章をジーンズから取り出したりしたことなどについて「サザンオールスターズ年越しライブ2014に関するお詫び」と題した文書を報道各社にFAXした。
文書で事務所側は「このライブに関しましては、メンバー、スタッフ一同一丸となって、お客様に満足していただける最高のエンタテインメントを作り上げるべく、全力を尽くしてまいりました」とライブへの姿勢を示した。また、「その中に、世の中に起きているさまざまな問題を憂慮し、平和を願う純粋な気持ち込めました」と社会情勢も勘案したことを記した。
紫綬褒章については「ライブの場をお借りして紫綬褒章をお披露目させていただき、いつも応援して下さっている皆様への感謝の気持ちをお伝えする場面も作らせていただきました」とした。その上で、「その際、感謝の表現方法に充分な配慮が足りず、ジョークを織り込み、紫綬褒章取り扱いにも不備があったため、不快な思いをされた方もいらっしゃいました。深く反省するとともに、ここに謹んでお詫び申し上げます」と謝罪した。
また、紅白出演した際に桑田が着用した“つけ髭”についても触れ、「お客様に楽しんで頂ければという意図であり、他意は全くございません」と釈明した。続けて、「また、一昨年のライブで演出のために使用されたデモなどのニュース映像の内容は、緊張が高まる世界の現状を憂い、平和を希望する意図で使用したものです。以上、ライブの内容に関しまして、特定の団体や思想等に賛同、反対、あるいは貶めるなどといった意図は全くございません」とした。
最後で「毎回、最高のライブを作るよう全力を尽くしておりますが、時として内容や運営に不備もあるかと思います。すべてのお客様にご満足いただき、楽しんでいただけるエンタテインメントを目指して、今後もメンバー、スタッフ一同、たゆまぬ努力をして参る所存です。今後ともサザンオールスターズを何卒よろしくお願い申し上げます」と記した。