８０年代に大ヒット曲「ハイスクールララバイ」などでお茶の間の人気者となった長江健次（５０）、山口良一（５９）、西山浩司（５４）によるユニット、イモ欽トリオが２４日、神戸市のライブハウス・チキンジョージで結成３５年目にして初のライブを行った。

　一世を風靡した“良い子悪い子普通の子”が神戸の夜に帰ってきた。「フツオ」こと長江がプロデュースする７日連続ライブ＆トークイベント「長江健次Ｃａｆｅ　ｖｏｌ．２」の千秋楽に「ヨシオ」こと山口と「ワルオ」こと西山をスペシャルゲストに迎えて、イモ欽トリオのライブが実現した。

　イモ欽トリオは萩本欽一が司会を務めたフジテレビ系人気バラエティー番組「欽ドン！良い子悪い子普通の子」から生まれたユニット。０８年１１月に都内で行われたイベントで一夜限りの“再結成”を果たしたが、有料ライブは全活動期間を通じても今回が初めてとなった。

　会場を埋め尽くした約２００人のファンに１５０万枚の大ヒットを記録したデビューシングル「ハイスクールララバイ」など懐かしの曲を次々と披露。

　長江が「最後（千秋楽に）ニシヤン（西山）とヤマさん（山口）が来てくれて何よりも宝というか、うれしいです。来年も来て下さい」と定期的な再結成を打診。山口も「“年末は第九、年始はイモ欽”みたいにすればＯＫ」と同調。西山は「３人そろうって本当にいいよなぁ」としみじみと話した。