ラララライ藤崎M「リズムネタは麻薬」
7、8年前に“ラララライ体操”でブレークしたお笑い芸人の藤崎マーケットが1日、奈良競輪の場内イベントに登場。田崎佑一(34)とトキ(30)のコンビは、コント仕立ての漫才で爆笑ステージを展開した。
ステージの冒頭では「3年ぶりぐらいかな」と話しながら“ラララライ体操”を披露。キレッキレの動きは健在だったが「5歳ぐらいのお子さんはポカンとしてますね」と自虐的に笑った。それもそのはず、いまの藤崎マーケットは原点回帰して漫才で勝負しているからだ。
12年にMBS漫才アワード優勝、昨年はデビュー10年以内の芸人に出場資格があるytv漫才新人賞で優勝。ほかにも数々のコンテストで実績を残してきた。“ラララライ体操”のインパクトが強すぎて、いまだに世間からは“一発屋芸人”のイメージを抱かれがちだが、すでに新たな地位を築きつつある。
「漫才をやっていても“ラララライはやらないのか!!”ってヤジられることもありました。“きょうはタンクトップを着ないの?”とか言われたり」と田崎は振り返る。テレビ番組の収録では、持ちネタの1つである“細かいモノマネ”を披露しても「“2パターン撮影しましょう”と言われて、結局はラララライだけが使われることも」とブレークしたリズムネタからの脱却に苦しんだ時期が続いたという。
リズムネタといえば、やはり気になるのは現在“ラッスンゴレライ”でブレーク中の8・6秒バズーカーのこと。「ハチロクとは、よく一緒に仕事してます」とトキ。自分たちがリズムネタばかりを求められて苦悩した時期を経験しているだけに「“リズムネタは麻薬みたいなもんやぞ”って忠告してます」と後輩を気遣っているという。「でも、あの2人はサングラスを外さないから、エラいですよね。僕らはラララライばかり続けていたとき“目が死んでるぞ”って言われたけど、サングラスなら、それが隠せますからね」と田崎は笑った。
今年10月に藤崎マーケットはコンビ結成10周年を迎える。最近の手応えを感じながらトキは「これからも漫才でやっていきたい」と力強く宣言。「地に足をつけて頑張りたいですね」と藤崎マーケットは一発屋どころか何発でも当てる意気込みだ。
藤崎マーケットは2月24日に、大丸心斎橋劇場で単独ライブ「フェブラリーマーケット~イップスとパエリア最期のエクササイズ~」(18時00分開場、18時30分開演)を開催する。チケットは自由席前売り1800円で2日から発売。「漫才やコントで、全部新しいネタをやります。お時間があれば、ぜひ見に来てください」と田崎&トキはPRした。