中村うさぎさん 降板決意の一因に美保純
作家の中村うさぎさんが4日、自身のブログを更新し、水曜レギュラーを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」を降板することを表明。プロデューサーや共演者である女優・美保純との発言に傷つけられたことや、誤解が生まれていたことなどを明かした。なおこの日放送された同番組は、うさぎさんは先週に続き欠席。タレント・杉村太蔵がゲストとして美保とともにコメンテーターを務めた。
ブログの冒頭では「メンタルの調子が悪くてずっと鬱だったの」と明かし、「本当に生きているのが嫌になったわ。」と書き込んでいる。
うさぎさんは原因不明の病気で13年8月から3カ月間にわたり入院。生死をさまよった。退院後は、ステロイドで顔がむくんだり、薬の副作用で太ってしまったことに悩んでいたという。そんな時、本番中に美保から「腹の肉がすごーい!」と言われたことで「傷ついた」こと、「顔が真ん丸~」と言われ、落ち込んだことなどを明かした。
ブログによると、降板を決意したきっかけは、プロデューサーから「美保さんがうさぎさんに『ポルノ女優のくせに』と言われて傷ついてるので、フォローしてください」と言われたことだと説明。
うさぎさんは「そんな事言った覚えはない」と主張したが、信じてもらえず、逆にプロデューサーから「でも、うさぎさんは薬で頭が混乱して人格も変わってたから」と言われたとし、「私はこの件でひどくショックを受けた」と告白。「それで『5時に夢中!』を降板する事に決めたんだけど。本当に生きているのが嫌になったわ。」と心情をぶつけた。
うさぎさんは「本当は誰にも会いたくないし、原稿も書けないし、仕事もしたくない。」と現在の心境を明かし、著作物やテレビ出演がなくなることから、収入が激減することも想定し、近く安い家賃の部屋に引っ越す予定とも記した。
ブログでは、「薬の副作用とはいえ、醜く太ってしまった自分を許せないし、少しは痩せたものの今度は自分のアイデンティティとも言える主義主張を根底から否定されて、ひどい誤解をされたまま誰にも信じてもらえず、孤独と絶望感で気が狂いそうだわ。」と心配な記述もある。
なお、この日の「5時に夢中!」では、司会のふかわりょうが「今週お休みの中村うさぎさんに代わり…」と代役の杉村を紹介したが、それ以上の言及はなかった。