豊川悦司 関西人全開の舞台あいさつ
俳優の豊川悦司(52)が4日、大阪市内で行われた女優の榮倉奈々とのダブル主演映画「娚(おとこ)の一生」(14日公開)の特別先行上映会で廣木隆一監督(61)とともに舞台あいさつした。
同作は女性に人気の同名ラブストーリーコミックの映画化。豊川は実年齢と同じ52歳で独身の大学教授を演じている。出身地の大阪での舞台あいさつは10年公開の「今度は愛妻家」以来5年ぶり。今作の舞台が大阪ということもあり、珍しく関西人トークでリップサービスした。
MCから関西弁でのセリフ回しについて聞かれた豊川は「僕自身、大阪を離れて結構たつので、自分の関西弁が大丈夫かなと思い、撮影中は上方漫才の音源を聴いたりしてましたね」と裏話を明かした。
「今はもうあまり関西弁で話さないのか?」と問われると、「そんなことはないんですけど…」と即座に関西弁のイントネーションに切り替えた。「インタビュアーの方が関西弁だと、だんだんうつって来ますね」と笑みを浮かべ、その後も関西弁を通した。
JR大阪駅周辺は近年の大規模な開発プロジェクトで景観が随分と変貌を遂げた。豊川は「僕の知ってる梅田が(東京の)表参道になってしまったんか?と思いました。でも、歩いてる人がみんな関西人丸出しだったんで、ああ、関西やな」と安心したという。
ほかにも「監督には絶大の信頼を寄せているので、この映画の責任はすべて廣木監督にあります」や「今日の舞台あいさつは特別先行上映ということで、チケットがちょっと高いんですよね」と確認した上で「その差額を埋めるだけのトークができたのかどうなのか」と、随所に大阪出身らしい話術で笑いを取っていた。