玉置浩二 クラシックで厳かに歌声披露
歌手の玉置浩二(56)が8日、神奈川県横須賀市のよこすか芸術劇場で、初めてオーケストラとコラボレートしたコンサートツアー「プレミアム・シンフォニック・コンサート2015」をスタートさせた。初体験の格調高い雰囲気に、さすがの自由人もやや緊張気味。「みなさんの心が安らいで、おおらかな気持ちになりますように」と厳かだった。
玉置は東京フィルハーモニー交響楽団の音色に乗って静かに登場。「ワインレッドの心」など自身がボーカルを務めるロックバンド・安全地帯の楽曲や「田園」などソロの楽曲を披露した。
トークでは襟を正して指揮者の大友直人氏と東京フィルを紹介。「関係各位の情熱のたまものです」とお礼を言う念の入れよう。“トラブルメーカー・玉置浩二”の姿は一切見られない品行方正ぶりだった。
オーケストラとのコラボ企画は「いつかシンフォニーで歌えたら」と考えていた矢先に舞い込んだ企画で、「まさに宿命」と即決。「夏の終わりのハーモニー」は生声で歌い上げ、1900人の観客を魅了した。