「花燃ゆ」第7話でワースト更新11・6%

 15日に放送された女優・井上真央(28)主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(日曜、後8・00)第7話の平均視聴率が、関東地区で11・6%だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。2月1日放送の第5話の12・8%を更新するワースト記録だった。

 第1話(1月4日)16・7%

 第2話(1月11日)13・4%

 第3話(1月18日)15・8%

 第4話(1月25日)14・4%

 第5話(2月1日)12・8%

 第6話(2月8日)13・3%

 第7話(2月15日)11・6%

 同作は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷友介)の妹・文(井上真央)が主人公。兄の影響を受け、激動の時代に人と関わることの面白さを知り、成長していく姿を描く物語。第7話のタイトルは「放たれる寅」。寅次郎が学びの場を作ったことで、囚人たちは希望を取り戻し、野山獄の雰囲気は変わった。何とか兄を出獄させたいと願う文は女囚の高須久子(井川遥)に相談する。小田村伊之助(大沢たかお)も赦免のために奔走し、寅次郎はついに出獄することになる。

 「花燃ゆ」は89年「春日局」(14・3%)、77年「花神」(16・5%)に次ぐ史上3番目の低視聴率でスタート。第2話以降も苦戦する数字については同局の板野裕爾放送総局長が1月21日の定例会見で言及。「長い目で見ていきたい。主人公は戦国武将ほど有名ではない。じっくりと見ていたい」と“視聴率論争”には静観の構えを見せている。

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