タレントのタモリ（６９）が１９日、都内でＮＨＫで今春３年ぶりに復活する「ブラタモリ」（４月１１日スタート、土曜、後７・３０）の制作発表会見に出席した。

　前シリーズでは東京のみだったが、今回から日本全国を町歩きする。タモリは「去年の春から勤務態勢が大幅に変わりまして、東京以外にも行けるようになったのが最大の特徴」と「笑っていいとも！」が終了したことで時間が増えたと説明した。

　パートナーは、ＢＳの子供番組「ワラッチャオ！」で知られる桑子真帆アナウンサー。タモリは「第一印象は一言で言うと、堅い！アナウンサーであることを忘れろと言いたい。最近の僕は幼児化が進んでるので、子供と同じ程度で接していただけるとありがたい」と桑子アナに注文し、(1)高低差を見逃すな(2)上を向くな下を向け！(3)スタッフに頼るべからず、の「ブラタモリ　ロケの心得三カ条」を伝授した。

　「行ってみたい地」を聞かれたタモリは「『いいとも』をやってるとほとんどのところに行くことがないんで、どこでも行きます。全部」としたが、「地層マニア」らしく「河岸段丘や扇状地、地層が表れているところに行きたい。断層が大好きで、断層に行くとなぜか胸騒ぎがするんです。そういうところがロケ地に選ばれることを望んでおります」とリクエストも。

　主題歌は井上陽水の書き下ろし。タモリは「僕は旅情とか情緒が一切ない男なので、それをカバーしてくれる曲。やっぱりわかってくれてる」と感謝していた。海外ロケは「飛行機が苦手」と拒否。桑子アナに「私は行きたいです」とおねだりされていた。