猫ひろし 自己新に猫語で喜び
カンボジア代表として昨年のアジア大会にも出場したタレントの猫ひろし(37)が22日、「東京マラソン2015」を2時間27分48秒で完走。フルマラソンの自己ベスト記録を更新した。この日は2(ニャー)・22(ニャーニャー)の語呂合わせで「猫の日」。猫は「走った距離は裏切らニャイ」と喜びを語った。
この日は、これまでの自己記録2時間30分26秒を2分以上縮める自己ベスト。2012年2月の別府大分毎日マラソンで出した2時間30分26秒を上回り、初めて2時間30分を切った。“地元”カンボジアで月に1000キロの走り込みを行うなど、地道な努力が実を結んだ。
猫はゴールの瞬間こぶしを握りしめ、「ニャー(2月)ニャーニャー(22日)の日記録を更新しました。マラソンは奇跡はニャイ、まぐれもニャイ、そして走った距離は裏切らニャイですね」と笑顔で力強く語った。
16年のブラジル・リオデジャネイロ五輪出場に向けて弾みがついた形となった。現在、カンボジア選手権で2連覇中。「(今年)6月にシンガポールで開催される東南アジア大会のマラソンでメダルを取れば、オリンピックはほぼ確定なんです」と夢の舞台へ猫まっしぐらだった。
猫はスタート前にツイッターで「2月22日、東京マラソン、ニャーニャーの日!雨、最高じゃないか!楽しんでまいりましょうニャー!」とつぶやいていた。
猫は11年10月にカンボジア国籍を取得。ロンドン五輪男子マラソンのカンボジア代表に選ばれながら、参加資格が認められず出場不可能となった。それでも「4年後、39歳ですけど、体が持つなら、リオデジャネイロ行きます!カンボジア選手としてやります」とリオ五輪を目指すことを宣言していた。