林家正蔵 三津五郎さん最後の弟子だった
21日に膵臓(すいぞう)がんのため59歳で亡くなった歌舞伎俳優・坂東三津五郎さんの葬儀・告別式が25日、東京・青山葬儀所で営まれ、片岡仁左衛門、、中村吉右衛門、松本幸四郎、市川海老蔵、ら歌舞伎界をはじめ、SMAP・木村拓哉、山田洋次監督、真矢みき、檀れいら多くの著名人、一般のファンら約5000人が参列した。
落語家・林家正蔵(52)は、今月7日、三津五郎さんが入院中の病院を一時退院して立ち会った「日本舞踊 坂東流」の名取試験を受け、最後の弟子になったことを打ち明けた。
15年の付き合いになる三津五郎さんから「6年間、けいこを積んでいるから受けてみては」と声をかけてもらった正蔵は、「坂東蝶蔵という名前をいただきました」。
笑顔で記念写真を撮り握手をしたといい、「温かかったです。手が。最後の握手になるとは思いませんでした」と号泣。「できの悪い弟分でした」と語りながら、「踊りはお兄さん(三津五郎さん)が『いいよ』と言ってくださったらどこかで披露したい」と話した。