家具販売大手「大塚家具」で起きている創業者の父と社長の長女の間で繰り広げられている経営権を巡る“お家騒動”を受けて、タレントの長嶋一茂が１日放送の「ワイドナショー」（フジテレビ）が父・茂雄氏との関係を振り返った。

　「大塚家具」の件は経営方針の違いから泥沼化したが、「親子の確執は当たり前だと思う。先代のつくったものに２代目の社長が、親にイエスマンで『あなたの言ったと通りにします』っていいなりの経営者はどうかと思う」と感想を漏らした。

　その上で、茂雄氏との関係について話題が及び、「反発はできないけど、親父の言ってることは全然、分からない」と感覚的に父の教えをのみ込めなかったことを明かした。ただ、「俺はオヤジから教わったけど、何言ってるか分からない。怖いから何も言えなかったけど」と反抗はしなかったという。

　大塚家具の問題に対して、一茂は「記者会見に関しては、お父さんはどうなのかなと思う。あんなにたくさん（部下を）引き連れて。娘さんは１人でやって」と長女の大塚久美子社長にやや同情的だった。しかし、経営方針としては、「ブランディング力をつけるという部分においては、お父様の方の高級志向でいった方がいいと思う。今から『イケア』や『ニトリ』には追いつこうというのは難しいと思う」と私見を述べた。