東野幸治、“中立”司会進行に奔走

 大阪市の橋下徹市長(45)が、4月の統一地方選を前に、大阪都構想反対派の政治グループ集会に参加している内閣官房参与で京都大大学院教授の藤井聡氏(46)のレギュラー起用を批判している、渦中のABCの情報バラエティー「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜、午前9・30)が7日、生放送された。この日は、藤井氏らが大阪都構想をテーマに議論。司会のタレント・東野幸治(47)が必死の“中立進行”に奔走する展開となった。

 放送1時間前には、番組に公正中立を求めている橋下氏からツイッターで「ABC放送『正義のミカタ』 本日7日朝9時30分から」「僕は番組での直接討論を申し込みましたが藤井氏に拒否され出演できませんでした」との“牽制”ツイートも。

 番組には、都構想に“賛成”の経済学者・高橋洋一氏と、行政学者・佐々木信夫氏が出演し、藤井氏と見解を述べ合った。橋下氏から「中立偽装」と指摘されている藤井氏は「ネット(に掲出している都構想)記事は賛成反対ではなく事実を申し上げたものだが、あえて賛成か反対かを聞かれれば、もちろん私は反対です」と立場を説明した。

 東野は「賛成派のご意見を伺った後、反対のご意見を伺います」と仕切り、賛成派の佐々木氏の発言場面で、ほかのコメンテーターが発言しようとすると「(今は)佐々木先生、佐々木先生!」と制して、議論が混乱しないように必死の進行。

 賛成派は都構想による「二重行政の解消」「住民サービスの強化」を説明。

 反対派の藤井氏が「制度移行にコストがかかる」「大阪市民の税金年間約2200億円が(市外に)流用されていく」と主張すると、東野が賛成派を指名し「2200億円はどんぶりな一般会計とは別に、特別会計で(市内に使われるよう流出が)ブロックされる」と反論機会も与えた。

 番組は、都構想を巡る橋下氏VS藤井氏の泥沼バトルに比べると、かなり穏やかな議論に。東野は最後に「またいい機会に第2回をやって、皆さんも勉強しましょう」とまとめていた。

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