寿ひずる 三津五郎さんとの対面を明かす
2月21日に亡くなった歌舞伎俳優・坂東三津五郎さん(享年59)の元妻で、女優・寿ひずる(60)が9日、都内で主演舞台「オルガンズ~おんな赤ひげ奮闘記~」のポスター撮りに参加。囲み形式での会見に応じ、亡くなる4日前に病室を見舞った際の様子について明かした。
逝去直前の2月17日には次女・幸奈さん(29)が新郎と一緒に病室を訪れ、結婚を報告。寿ら家族も同席し、病室で最後の家族写真を撮影した。三津五郎さんの容体急変の知らせを受けた幸奈さんが、花嫁姿を父親に見せたいと希望したもので、ウエディングドレス姿で病室を訪れたという。
三津五郎さんは花嫁姿の娘を見て「すごくうれしそうでした。何度も『おめでとう』と言ってました。本当に喜んでいたと思います」と振り返った。幸奈さんも「花嫁姿を見せられてよかった」と感激していたという。
寿は三津五郎さんとの間に1男2女をもうけたが、三津五郎さんと当時フジテレビのアナウンサーだった近藤サト(46)との不倫が原因で97年3月に離婚。三津五郎さんは98年10月に近藤と結婚したが、00年6月に離婚した。寿は現在は、都内で1人暮らしをしている。
臨終には歌舞伎俳優の長男・坂東巳之助、長女と次女、三津五郎さんの妹2人の5人が立ち会った。
三津五郎さんとは娘たちの舞踊会などで「ちょこちょこ会ったりしていた」といい、近藤との再婚当時は「略奪婚」と騒がれたが、確執は消えたようで、寿は穏やかな表情で「ゆっくり休んでいただきたい」と天国の三津五郎さんに向け、メッセージを送っていた。