中村芝雀 ライザップ的な女形目指す
3枚
歌舞伎の女形の名跡・中村雀右衛門=じゃくえもん=の5代目を襲名することになった歌舞伎俳優の中村芝雀=しばじゃく=(59)が24日、都内で襲名発表会見を行い、「名前に恥じぬ俳優になれればと思います」と決意を語った。
2012年に亡くなった、父で人間国宝だった4代目の跡を継ぐ形。父の「(役の)心を大事に」という言葉を胸に「お客さまに訴える力のある芸をお見せしたい」と意気込んだ。
襲名披露公演の演目は未定だが、三姫(「本朝廿四孝」の八重垣姫、「鎌倉三代記」の時姫、「祇園祭礼信仰記」の雪姫)や道成寺ものを演じる意向。「ダイエットをしてライザップのようにインパクトのある容姿をお見せできれば」と笑わせる一幕もあった。
襲名披露公演は16年3月の東京・歌舞伎座を皮切りに、6月は福岡・博多座、7月は大阪・大阪松竹座、12月は京都・南座で行う。