松尾スズキ 下積み時代の恨み節
劇団「大人計画」主宰の松尾スズキ(52)が30日、東京・早稲田で、自身3作目の監督映画「ジヌよさらば」(4月4日公開)のトークショーを行った。
早大生に向けた無料上映後のイベントだったが、会場に集まったのは30人ほど。「無料なのに、この客(数)はどうなのかね?」と苦笑いしながら壇上に上がり、ジヌ(東北の方言で“お金”)トークを展開した。
自身は大学卒業後に一般企業に就職するも、すぐに退社。劇作家として芽が出るまで長いバイト生活を経験したとあって「(この日の会場最寄りの)高田馬場のマクドナルドで清掃のバイトをしていたので、年下のバイトリーダーになけなしのプライドを(傷つけられた)ね。早稲田(大学)の学生にも煮え湯を飲まされました」と恨み節も飛び出した。
学生からの「今後したいことは?」の質問には、「テレビの演出をやってみたい。アニメとか通販番組」と明かした。