藤野涼子 模擬裁判でみごとに裁判員役
中学生による校内裁判を描いた映画「ソロモンの偽証」(前編は公開中、後編は11日公開)に主演している女優・藤野涼子(15)が6日、東京・早稲田大学高等学院で行われた高校生による模擬裁判に裁判員役で参加した。
高校で起きた「いじめリベンジ殺人」の裁判で、被告も被害者も高校生という設定。学生が被告、検事、弁護士、証人らに扮(ふん)し、模擬法廷を開廷した。
藤野は「求刑通りの懲役5年以上8年以下がいいと思います」「20歳の大人になるまでの間にどう成長できるかを見守っていく」などと情状酌量や量刑について意見を述べ、討議し、判決を導き出した。
藤野は「貴重な体験をさせていただいた。全然意見が言えなかったし、意見が人に影響されたりしたので、芯を持って生きていかなきゃ、と思いました。自分の意見を発して人と関わるって大事さを勉強させてもらった」と同年代の活動に刺激を受けたよう。
7日には自身も入学式を迎え、晴れて高校生となる藤野は「高校生活が1番楽しいと周りの人からも聞くので、女優として演技もしながら、なるべく学業を中心として3年間を過ごしてたい。いろんな人と友達になりたい」と話した。
また、11日の後編公開について「うれしくもあり不安でもあり…。実際に公開されてどれくらいお客さまが来てくださるか怖い気持ちでいっぱいです」と語っていた。