愛川さん追悼コメント次々 人柄愛され
亡くなった愛川欽也さんに対して17日、芸能界から驚くほど多くの追悼コメントが発信された。多くの芸能人に慕われ、頼られた愛川さん。それは「芸能人・愛川欽也」ではなく、「人間・愛川欽也」の大きさ、人柄の温かさに向けられたものだった。
タレントの神田うのは19歳のとき、愛川さんに「この子、面白いよ」と推薦され、愛川さんが司会を務めたフジテレビ「なるほど!ザ・ワールド」のレギュラーになった。
以来、神田は愛川さんを「芸能界のお父さん」と呼んできた。1998年に会社経営者と結婚した際には「死ぬまで別れちゃだめだからね」と念押しされた。この日、「ノンストップ!」に出演してそのエピソードを明かした神田は「私は大丈夫、添い遂げます」と涙声で誓った。
愛川欽也さん夫妻に俳優・渡辺徹との仲人を務めてもらった歌手の榊原郁恵は「テレビに映っている時も映っていない時も、全く対応の変わらない方でした」とその人柄を偲んだ。
妻のうつみ宮土理から「キンキンとのんびりする時間ができたので旅行にでも行きたいと思う。また夫婦同士でご飯でも行きましょうね」とメールが届いていたことを明かし、「愛川さんは宮土理さんが大好きで、宮土理さんも愛川さんが大好きで、本当に二人とも支え合っていて、私達夫婦の見本でもありました」と、仲むつまじい夫婦仲をほほ笑ましく見詰めていた。
お笑いタレントの山田邦子もやはり、2000年に番組制作会社社長と結婚した際、愛川さん夫妻に仲人を務めたもらった。
訃報がニュースになる前から逝去を聞いていた山田は「キンキン、ちょっとは桜見したかなぁ…たくさん番組やって、仲人もしてもらって ご馳走になって お返し出来てない すいません ありがとうございました」と長年の厚誼に感謝した。