萩原さん事故直後「手が動いていた」
俳優の萩原流行さん(62)が22日、東京都杉並区内の青梅街道で事故を起こし、救急搬送されたが死亡した。杉並署によると、午後6時8分、東京都杉並区の青梅街道の路上で、男性が倒れているのが発見され、119番通報。病院に搬送されたが午後7時26分に死亡が確認された。
現場には愛車の大型バイク、ハーレーダビッドソン(883cc)が残されていた。
現場付近で事故を目撃した男性によると、事故当時は激しい雨が降っていた。事故当時、萩原さんは3車線の中央車線を走行しており、右車線の2台後方を走っていたドライバーの男性によると、前方の走行車両を右側から追い抜こうとした際に「バイクがフラフラとふらついた」。次の瞬間、萩原さんはバイクから転がるように落ちた。
車を止めて様子を見に行くと、フルフェースではないヘルメットをかぶった萩原さんは、「口の両側から血を流していた」という。
最初は「手が動いていた」が、警察が到着し、慌ただしく毛布をかけるなど救急車を待つ間、「途中から動かなくなった」と証言した。
事故直後に現場を目撃した男性も「(最初は)手が動いていたから、丈夫だと思ったが…」と話した。
身元はまゆ美夫人が確認した。薬物や飲酒の摂取の有無などについては血液検査で鑑定中。
萩原さんは今年3月23日、大型バイクを運転中、杉並区の区道で転倒し、右腕を打撲するけがを負ったばかりだった。
また、昨年10月には、杉並区内で乗用車を運転中に歩行者と接触。当て逃げ容疑で今年3月下旬に警視庁に書類送検された。
13年1月にも、同じく杉並区内で、乗用車を運転中に自転車と接触事故を起こし、軽傷を負わせていた。
萩原さんは、1991年ごろからうつ病を罹患。その後夫婦でうつ病を患っていたことを告白し、2009年には著書「Wうつ」を出版した。